なぜ居間で横になるだけで、翌朝の疲労感が倍増するのか。最大の問題は、環境刺激によって自律神経のリズムが激しく乱れることにある。本来、入眠時には副交感神経が優位になり、心拍数や体温が下がって急速な修復モードに入る。しかし、リビング特有の音や明かりは、脳の警戒システムを稼働させ続ける。
不適切な姿勢での睡眠も自律神経に直接的なダメージを与える。狭いスペースで体を折り曲げて眠ると、筋肉の緊張状態が解けない。結果として血流が滞り、交感神経が緊張したまま夜を明かすことになる。覚醒と睡眠の狭間で苛まれる体は、修復されるどころか疲弊していくのだ。