大丸梅田店の地下スイーツフロア(ごちそうパラダイス)において、ピンクとゴールド、そしてヒョウ柄のド派手な装飾で圧倒的な存在感を放っていたマダムシンコ。テレビや雑誌で連日取り上げられ、整理券が配られるほどの狂騒を生み出しましたが、現在は売場から完全に撤退しています。
この撤退の背景には、単なる一過性のブームの落ち着きだけでなく、ブランド運営企業(株式会社カウカウフードシステム)による販売チャネルの戦略的再編が存在します。百貨店の常設店は多大な固定費や販売手数料が発生するため、2010年代後半から2020年代にかけて、スイーツ業界全体で「固定店舗のスリム化とEC・駅ナカ・大型催事への集中」が進みました。マダムシンコも例外ではなく、多店舗展開から箕面本店へのブランド集約、全国の百貨店催事(ポップアップストア)、そして自社EC・主要モール店舗を通じた全国配送網の強化へと舵を切ったことが閉店の決定打となりました。