「今夜中に投函しなければ間に合わない」という切迫した状況下で、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートへ足を運んだ際、寒中見舞いはがきを即座に入手できるのでしょうか。主要チェーン各店舗の売り場およびカウンター対応を定点観測すると、明確な共通点と意外な実情が浮かび上がってきます。
まず結論から言えば、白紙の官製はがき(通常はがき)であれば、ほぼ全店舗のレジ奥カウンターで購入可能です。寒中見舞いや喪中返信に適した「胡蝶蘭(こちょうらん)」を料額印面に配した通常はがきは、慶弔両用として郵便窓口同様に通年ストックされています。ただし、棚に陳列されているわけではないため、店員に「胡蝶蘭の通常はがきをください」と直接口頭で申し出る必要があります。
一方で、あらかじめ「寒中お見舞い申し上げます」といった挨拶文や冬のイラストが印刷されたパック入り既製品は、取り扱いが極めて限定的です。オフィス街や高齢化率の高い住宅街の大型旗艦店で数パックのみスポット入荷される事例はあるものの、一般的な住宅地や駅前の店舗では、文具什器のフックに陳列されていないケースが大半を占めています。
現在、コンビニ大手各社は「印刷済み在庫を棚に置く」方式から、「店内の高性能マルチコピー機で必要な絵柄を選び、その場で即時プリントする」方式へと完全にシフトしています。手書きの手間を省き、デザイン性の高いはがきを当日中に手に入れたい場合は、コピー機サービスの利用が現実的な最短ルートとなります。