二人の歩みは、まだ徳光和夫が無名の若手アナウンサーだった時代にさかのぼる。日本テレビに入社し、慌ただしい日々を送る中で出会った早苗さんは、彼の情熱と人間味あふれる人柄に惹かれ、人生を共に歩む決断をした。
結婚当時の生活は決して裕福なものではなく、放送局員としての厳しい下積み生活が続いていた。早苗さんは愚痴一つこぼさず、早朝から深夜に及ぶ夫の不規則な勤務体制を陰で支え続けた。過酷な取材現場から帰宅する夫を温かく迎え入れ、体調管理に気を配り続けた日々が、後の大ブレイクを支える頑丈な土台となったのである。