写真集で見せた圧倒的な美意識は、すぐさま演技の世界へと還元された。深作欣二監督の映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」で見せたお岩役の熱演は、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の賞を受賞。スクリーンの中で見せた妖艶さと哀しみは、彼女を「美しき演技派」へと押し上げた。
時を経て、ドラマ「リカ」で見せた自称28歳の狂気的なヒロイン像は、視聴者に強烈なトラウマと快感を与えた。芸能界という激しい移り変わりの中で、彼女は常に自身のパブリックイメージを軽やかに裏切り続けている。可憐な少女から妖艶な悪女、そして深みのある母性まで、彼女の演技の幅は広がり続ける一方だ。