防大におけるもう一つの大きな地殻変動は、女子学生の存在感の高まりだ。
かつては男性中心のイメージが強かった防大だが、近年は女子の採用枠や志願者が増加傾向にある。防衛省が進める女性登用の推進策も追い風となり、優秀な女子受験生が殺到している。
女子の募集定員は男子に比べてまだ少ないため、結果として女子の合格ライン(偏差値)は男子よりも数ポイント高くなる傾向がある。彼女たちの優秀さが、防大全体の学力水準を底上げしている側面は否定できない。多様性の確保が、組織の強化だけでなく、入試の活性化にもつながっている。