大学病院を巡るネットの口コミが荒れやすい背景には、市民が抱く「手厚いサービスを迅速に受けられるはずだ」という期待と、大学病院に課せられた「高度治療・最重症例へのリソース集中」という公的役割との乖離があります。
地域包括ケアシステムと病診連携の枠組みを正しく理解し、現在の自身の健康状態に合わせて医療機関を選別することが求められます。
順天堂大学練馬病院の受診をおすすめできる人
- 健康診断や開業医で精密検査を指示された人:紹介状を所持しており、CT・MRIなどの先端機器による確定診断を求めている場合。
- 専門的な手術や難治性疾患のセカンドオピニオンを望む人:多くの専門医数を誇り、集学的なカンファレンスによる最善の治療方針が期待できる場合。
- 小児科や産婦人科などで地域のバックアップが必要なハイリスク患者:周産期および小児の緊急搬送網が確立されている施設を必要とする場合。
街の一般クリニック(かかりつけ医)を優先すべき人
- 初期の発作、風邪、軽度の腹痛などの日常的疾患:選定療養費7,700円を支払う合理的理由がなく、待ち時間も数倍に膨らむため非推奨。
- 何時間も拘束される時間がなく、スピーディーな投薬を望む人:処方箋発行や院外薬局の受取までを含めると相当な時間を要するため不適角。
- 紹介状を所持していない人:まずは地域のクリニックを受診し、そこで本当に高度医療が必要かスクリーニングしてもらうのが正規かつ最短の道。