イジョンフ選手のアイデンティティを語る上で欠かせないのが、偉大な父の存在と、自身が生まれた土地に関するエピソードです。
彼の代名詞である「風の孫(Grandson of the Wind)」というニックネームは、父親であるイ・ジョンボム(李鍾範)氏の現役時代の愛称「風の息子」に由来しています。イ・ジョンボム氏は韓国プロ野球界の伝説的ショートストップであり、圧倒的な走力と卓越したバッティング技術で一時代を築いた国民的英雄です。
さらに、日本のファンにとって親近感を抱かせる大きな要素が、イジョンフ選手が1998年8月20日に愛知県名古屋市で誕生したという事実です。当時、父イ・ジョンボム氏が中日ドラゴンズでプレーしていたため、幼少期の一時期を日本で過ごしました。WBC来日時のインタビューでも日本に対する温かい感情を語っており、こうしたルーツも日本の野球ファンから愛される大きな要因となっています。
また、イジョンフ選手の妹であるイ・ガヒョンさんは、韓国を代表する剛腕リリーバーであるコ・ウソク(高佑錫)投手と結婚しており、球界屈指の華麗なる野球ファミリーとしても知られています。