受験掲示板やSNS上における浅野工学専門学校の口コミ・ネットの反応を洗うと、「とにかく課題が多くて眠れない」「講師の指導が厳しく妥協が許されない」といった過酷さを訴える声が目立ちます。一方で、「ここで鍛えられたおかげで、入社初日から図面がスラスラ読めた」「同期の大卒社員が右往左往するなか、一人で施工図を修正できた」という卒業生の誇らしげな手記も多数確認できます。
取材で見えてきたのは、「生半可な気持ちで入ると挫折するが、覚悟を決めた者には最高の修練場になる」という二面性です。ある卒業生の手記には次のような実感が綴られています。
「提出前夜は徹夜で模型を削り、ミリ単位の誤差を教員に指摘されて何度も図面を引き直した。当時は理不尽に思えた瞬間もあったが、実際の建設現場では数ミリの狂いが死亡事故や数千万円の手戻りにつながる。浅野の厳しさは、プロとしての責任感を叩き込むための安全ネットだったのだと現場に出て痛感した。」
ネットの噂にある「厳しさ」は事実ですが、それは学生を理不尽に追い詰めるものではなく、業界で生き抜くための実践的訓練に他なりません。放課後に教員室へ質問に行けば、納得いくまで図面の赤ペン指導に付き合ってくれるなど、教員陣の面倒見の良さを評価する声が圧倒的多数を占めています。