セ・リーグとパ・リーグにおける最も根本的な違いは、スターティングラインナップに投手が打者として名前を連ねるか否かです。パ・リーグでは投手の打席機会が原則として存在しないため、打率や本塁打といった個人の打撃成績ランキングに投手が名を連ねることは基本的にありません。
このルールの差異は、両リーグが直接激突する特別なレギュレーションにおいて明確な運用規定が定められています。
交流戦における規定:
セ・パ交流戦では、原則として「主催球団(ホームチーム)が所属するリーグのルール」が適用されます。パ・リーグ本拠地球場での試合ではDH制が採用され、セ・リーグ本拠地での試合では投手が打席に立ちます。
日本シリーズにおける規定:
頂上決戦である日本シリーズでも同様に、パ・リーグ球団のホームゲーム(第1・2・6・7戦、または第3・4・5戦の組み合わせ)ではDH制を使用し、セ・リーグ球団のホームゲームではDHを使用しない形式が確立されています。
これにより、パ・リーグの投手は交流戦や日本シリーズのビジター遠征時に備えて打撃練習を行う必要が生じ、逆にセ・リーグの監督はDHありの試合で「誰を指名打者に据えるか」という普段とは異なる采配の腕が試されます。