木村氏を襲った木村和司病気真相の核心は、2015年1月に発症した脳梗塞でした。自宅で突如として意識の混濁と身体の異変に見舞われ、救急搬送された当時の状況について、木村氏自身も後にメディアの手記で「右半身が鉛のように重くなり、自分の身体ではない感覚に襲われた」と振り返っています。
さらに事態を複雑にしたのが、現役引退後から長年患っていた木村和司糖尿病の存在でした。血糖コントロールの乱れが血管に大きな負荷をかけ、動脈硬化を進行させていた背景があります。搬送直後は右半身の麻痺に加え、言葉がうまく発せられない構音障害や軽度の失語症状も残るなど、元プロスポーツ選手にとって受け入れがたい過酷な現実が立ちはだかりました。
その暗闇からレジェンドを引っ張り上げたのが、木村和司家族妻である慶子さんの存在でした。妻は病院でのリハビリに毎日付き添うだけでなく、退院後も徹底した塩分・糖質制限メニューを自ら考案。木村氏が挫けそうになるたびに「もう一度スタジアムへ行くんでしょ」と厳しくも温かい叱咤激励を飛ばし続けたといいます。発声練習から指先の細かな運動、歩行訓練に至るまで、血のにじむような木村和司リハビリのプロセスを夫婦二人三脚で乗り越えていきました。