単にレシピ通りに料理が作れるだけでは、現代の女性たちの心をつかむことはできない。取材を進める中で見えてきたのは、女性たちが求めているのは「料理の手際」そのものよりも、その背景にある配慮や生活スキルだという事実である。
具体的に支持されているのは、調理技術に加えた「後片付けまで完璧にこなす姿勢」や「予算感覚を持った買い物能力」だ。調理器具を山のように散らかしたまま「できたよ」と言われても、片付ける側の負担は増すばかり。後片付けまでを調理の一環として捉え、手際よくキッチンを元通りにするスマートさこそが、パートナーシップにおける決定的な差を生んでいる。