駆除相談の現場やネット上のコミュニティ(知恵袋・SNS等)を調査すると、自己流の対策によって被害を拡大させている典型的な失敗パターンが浮かび上がります。
「殺虫剤を部屋全体に噴霧したが、2日後には元の数に戻っていた」という声は後を絶ちません。エアゾール剤で飛んでいる成虫を数十匹倒したところで、小麦粉の袋や観葉植物の土中には数百個の卵と幼虫が温存されています。成虫の寿命は1〜3週間程度ですが、産卵から羽化のサイクルが続く限り、噴霧による対処療法は「いたちごっこ」に過ぎません。
また、「市販のコバエ取りポットを設置したが一匹も入らない」という失敗も極めて一般的です。広く流通している酢やビール酵母をベースにした誘引粘着トラップは主に「ショウジョウバエ」を対象として設計されています。シバンムシ、クロバネキノコバエ、ノミバエは誘引成分に反応しにくいため、対象昆虫の嗜好性に合致しないトラップは全く効果を発揮しません。