90年代の爆発的なブームを駆け抜けた後、彼女の表現者としての軌跡は劇的な進化を遂げる。全盛期に築き上げた強烈なインパクトに安住することなく、表現の場を画面から生の劇場へと徐々にシフトさせていった。
テレビの世界で培った即興性と度胸は、舞台の世界で大きな開花を見せる。客席の呼吸を感じ取りながら演じる生の演技に魅せられた彼女は、小劇場から大劇場まで、多種多様な作品で存在感を放つようになっていく。単なる「元タレントの挑戦」ではなく、一人の真摯な俳優としての脱皮。そこには、絶え間ない稽古と苦悩があった。