夜の街において「ホスト業界と暴力団の関係」が取り沙汰されるのは、単なる都市伝説ではありません。歴史的に見れば、歓楽街で営業する水商売の店舗は「みかじめ料」や用心棒代の名目で暴力団組織に資金を上納してきた暗部が存在します。暴力団排除条例の厳罰化以降、表立った関与は激減したものの、資本提供者(ケツ持ち)や裏のオーナーとして指定暴力団関係者が実質的な支配権を握るケースは後を絶ちません。
かつてのように組員が店内に常駐するような露骨な形態は姿を消しました。現在の実態は、店舗の立ち上げ資金を闇ルートから調達したり、トラブルシューターとして元組員や半グレ集団を介在させたりする「間接的な共生関係」へとシフトしています。ネット上で囁かれるホストと闇社会の噂の真相を追うと、表向きは一般企業を装いながら、利益の最終的な還流先にアングラ組織が存在する実態が浮かび上がってきます。
警察庁による度重なる調査でも、売上金の一部がフロント企業を経由して組織犯罪の活動資金に化けている構図が指摘されており、この資金ルートの遮断が治安維持の最重要課題となっています。