強烈なかゆみに耐えかねて多くの人がやってしまいがちな行動の中に、医学的に「最も危険」とされる2大NG習慣があります。
1. 目を擦る危険性と「結膜浮腫(けつまくふしゅ)」のリスク
かゆい部分を強く擦ると、物理的刺激によって肥満細胞がさらに破壊され、ヒスタミンが大量に追加放出されるという悪循環に陥ります。さらに深刻なのが目を擦る危険性と結膜浮腫の発症です。擦る圧力で血管から染み出たリンパ液が結膜の下に溜まり、白目がまるでゼリーや水風船のようにブヨブヨと盛り上がって黒目を覆い隠してしまう状態を指します。見た目の衝撃もさることながら、角膜に傷がつき細菌感染を合併する恐れもあります。
2. 水道水での洗眼が角膜バリアを破壊する理由
「目に入った花粉を水道水で洗い流したい」と考える人は多いですが、花粉症の目を水道水で洗う行為は推奨されません。水道水に含まれる残留塩素がデリケートな角膜上皮に化学的ダメージを与えるだけでなく、目を守っている油層やムチン層といった涙の保護成分まで根こそぎ洗い流してしまいます。結果として目の乾燥とバリア機能低下を招き、花粉の刺激をより受けやすい状態を作ってしまうのです。