関節リウマチの初期段階で最も特徴的なサインが「朝の手のこわばり」です。起床時に「手が握りにくい」「指先がこわばってボタンがかけづらい」「包丁を握るのに時間がかかる」といった感覚が生じ、症状が軽快するまでに30分以上を要するのが典型的なパターンです。
手指の第2関節(PIP関節)や付け根の関節(MCP関節)、手首など、小さな関節に左右対称の腫れや熱感、自発痛が現れやすいのも大きな特徴です。一方、同年代の女性を悩ませる「更年期障害」や加齢性の変形性関節症でも関節痛が起こるため、混同されて発見が遅れるケースが少なくありません。
両者を見分ける決定的な基準は以下の通りです:
① 関節の腫れと熱感の有無:更年期障害に伴う関節痛は「痛み」が主体で、関節そのものがプヨプヨと腫れたり熱を帯びたりすることは稀です。リウマチは滑膜の炎症を伴うため明らかな腫脹が現れます。
② こわばりの持続時間:更年期による違和感は起床後数分から十数分で動かしているうちに和らぐことが多いのに対し、リウマチのこわばりは30分〜1時間以上持続します。
③ 症状の出現部位:リウマチは手指の第1関節(指先最寄りの関節)には出にくく、第2関節や付け根に出るのが一般的です。第1関節が腫れて曲がるのは「ヘバーデン結節」という加齢性変化の可能性が高くなります。