休日の早朝、西九条駅の改札口付近ではスマートフォンを片手に困惑の表情を浮かべる観光客の姿が頻繁に観察されます。SNSやネットコミュニティに投稿されたリアルな声を検証すると、駅の利便性とファストフード需要の間に生じている大きなギャップが浮き彫りになります。
「西九条は大きな乗換駅だから、当然駅前にマクドナルドがあると思い込んでいた。改札を出たら高架下の飲み屋街ばかりで、結局朝ご飯を買いそびれたままUSJの開園待ち列に並ぶ羽目になった」(20代・女性・千葉県からの旅行者)
「朝マックをテイクアウトして桜島行きの電車内で食べようとする計画は危険。そもそも西九条駅前に店舗がないし、USJ直前のシティウォーク店は朝7時台からモバイルオーダーの受け取りすら20分待ちになることがある」(30代・男性・年間パス保持者)
地元住民の間では、「西九条で手軽にハンバーガーを買えない不便さ」は長年の共通認識となっています。しかし同時に、「西九条は昼から呑める大衆酒場やラーメンの街。中途半端にチェーン店ができるより今の雑多な雰囲気が良い」という土着のカルチャーを支持する声も根強く存在します。駅周辺の商業空間が地域住民の生活圏と完全に同化しているため、全国画一的なグローバルファストフードチェーンの不在が、意図せずして駅前の独自性を保つ防波堤となっている側面もあります。