SNS、特にTikTokやInstagramのショート動画において、「#ディズニーコーデ」の投稿数は過去最高を更新し続けている。その中心にあるのが、キャップをベースにしたトータルコーディネートだ。かつてのように「私服の上に帽子をポンと乗せる」のではない。キャップのキャラクターが持つ世界観やカラーリングを解釈し、ヴィンテージ古着やモード系ブランドと組み合わせる「バウンドコーデ」の高度化が進んでいる。
原宿系ファッションに詳しいトレンドアナリストは次のように分析する。「今のZ世代にとって、ファンキャップは単なるキャラクターグッズではありません。自分自身のアイデンティティやセンスを自己表現するためのキャンバスなのです。写真1枚、動画1本でいかに自分を魅力的に魅せられるか。その中心軸として、圧倒的な存在感を放つアイテムが求められています」。あえてシックなジャケットスタイルに大ぶりのファンキャップを外すことで生まれる「ハズシの美学」が、SNS世代の心を掴んで離さない。