池内万作のバックボーンを紐解くと、日本文化界を代表する華麗な家系に行き当たります。「万作」という名前は、昭和初期の日本映画界に多大な足跡を残した祖父・伊丹万作(映画監督・脚本家・挿絵画家)から受け継がれたものです。
さらに、父・伊丹十三の妹の夫はノーベル文学賞作家の大江健三郎氏であり、文学・映画・演劇が日常に溶け込んだ稀有な環境で育ちました。
兄弟としては弟(池内万平)がおり、芸能界の第一線に立つ兄を陰ながら支えつつ、それぞれが自立した道を歩んでいます。幼少期から本物の知性と芸術に囲まれて培われた審美眼は、池内万作が演じる役柄の奥底に漂う気品や知性としてしっかりと息づいています。