ハイライト食堂の暖簾をくぐる者の大半が目当てにしているのが、看板メニューであるジャンボチキンカツ定食です。運ばれてきた瞬間に視界を覆い尽くすその姿は、皿から惜しげもなくはみ出る大判サイズ。成人男性の手のひらを優に超える鶏むね肉のカツが、堂々たる存在感を放っています。
一般的に鶏むね肉のカツといえば、火を通しすぎるとパサつきやすい弱点があります。しかし、同店のチキンカツは驚くほどふっくらと柔らかく、噛み締めるたびにしっとりとした肉汁が広がります。丁寧に施された下ごしらえと、職人技による絶妙な揚げ加減が、厚みのある肉質を極上の柔らかさに仕上げているのです。衣はきめ細かくサクサクとした軽快な歯ざわりで、上からかけられた創業以来の特製オーロラソース(アメリカンソース)が絶妙に絡み合います。甘みと酸味、コクが三位一体となったこのソースこそが、巨大なカツを最後まで飽きさせずに食べ進めさせる最大の原動力です。
さらに、常連客の間で絶大な支持を集めている派生形がカラフルジャンボチキンカツです。こちらは巨大なチキンカツの上に、さっぱりとした和風おろしポン酢、濃厚なとろけるチーズ、風味豊かな特製トマトソースなどが贅沢にトッピングされた逸品。ひと皿で異なる味のグラデーションを堪能できるため、最後の一口まで箸が止まりません。「デカ盛り=大味」という先入観を小気味よく裏切る緻密な味覚設計が、ファンの心を掴んで離さない理由です。