常に長蛇の列を作っていた人気店が、なぜ閉店に至ったのでしょうか。業界関係者の動向や商業施設の変遷を辿ると、24/7 cafe apartment 有楽町の閉店理由には主に2つの要因が浮かび上がってきます。
1つ目は、商業施設(ルミネ有楽町)における定期賃貸借契約の満了とフロアMD(マーチャンダイジング)の大規模リニューアルです。ファッションビルでは数年周期でターゲット層の見直しやテナントの入れ替えが実施されます。そのタイミングで契約区切りを迎えたことが直接的な契機となりました。
2つ目は、運営母体である「株式会社商業藝術(DDグループ)」によるブランドポートフォリオの再編と効率化です。同社は「chano-ma」をはじめとするカフェブランドを多数展開しており、社会情勢やライフスタイルの変化に合わせ、特定エリアでのブランド配置を最適化する戦略を進めていました。不採算による撤退ではなく、施設側との契約サイクルとグループ全体のブランド戦略が重なった結果の閉店と言えます。