小田原かまぼこを最高においしく味わうためには、ネット上で散見されるいくつかの誤解を解いておく必要があります。
誤解1:「高級かまぼこは薄く切った方が上品で美味しい?」
これは大きな間違いです。小田原かまぼこの真骨頂であるプリッとした弾力としなやかな歯ごたえ(アシ)を最も心地よく感じる黄金比は、「厚さ約11ミリ〜12ミリ(約1.2cm)」です。薄すぎるとせっかくのコシが感じられず、厚すぎると口の中で噛み切るのに余計な力が必要になります。板の幅を目安に均等に厚めに切ることが、籠清の味を100%引き出す秘訣です。
誤解2:「高級板かまぼこも鍋や炒め物に入れて加熱した方がいい?」
上質なグチのすり身で作られた特上かまぼこは、すでに蒸し工程でタンパク質の結合が極限まで完成されています。長時間の煮込みや過度な加熱を行うと、かまぼこ内部の水分が抜け、自慢のぷりぷりとした食感が損なわれてしまいます。板かまぼこは「加熱せず、冷やしたまま生で食べる」のが最も贅沢で正しい食べ方です。加熱調理には、油のコクがある揚げかまぼこを活用するのが正解です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
贈答品や自家用として小田原籠清を選ぶ際、以下の基準を参考にしてください。
【小田原籠清が絶対に向いている人】
- 柔らかいかまぼこよりも、しっかりとした力強い弾力と歯ごたえを好む人
- 添加物感を排した、魚本来の芳醇な旨味と香りをじっくり味わいたい人
- 歴史と伝統に裏打ちされた、本物志向の格式高い小田原土産を贈りたい人
- 年末年始のおせちに、妥協のない本格的な伊達巻と紅白かまぼこを用意したい人
【他社製品を検討した方がよい人】
- 子供向けのかわいらしい細工かまぼこや、テーマパーク的な観光体験を重視したい人(鈴廣の「かまぼこの里」などが適しています)
- 常温で何ヶ月も日持ちする長期保存用のお土産を探している人(本格かまぼこは要冷蔵で賞味期限約10〜14日前後です)