そもそも、ごく普通の専業主婦だった山田外美代さんが、なぜここまで世界的な注目を集める存在になったのか。その経歴とプロフィールを振り返ります。
山田外美代さんは1949年生まれ、愛知県瀬戸市在住。若い頃から好奇心旺盛だった彼女が本格的に万博の虜となったのは、地元愛知で開催された2005年の「愛・地球博(愛知万博)」でした。当時50代半ばだった彼女は、「地元で開催される世紀の祭典を1日たりとも見逃したくない」との思いから、会期中の全185日間にわたり毎日通い続けました。雨の日も風の日もゲートの一番乗りを目指して並び、全パビリオン制覇のみならず、会場スタッフや各国の出展者とも顔なじみになるほどの存在感を放ち、メディアから「皆勤賞のスーパー主婦」として大々的に取り上げられました。
さらにその名を世界に知らしめたのが、2010年の「上海万博」です。日本国内にとどまらず、海を渡って上海にアパートを借り、半年間にわたる会期184日間の全日程に来場。中国メディアからは「世博奶奶(万博おばあちゃん)」と呼ばれ、国民的な人気を博しました。開会式や主要イベントではVIP待遇を受け、上海市や万博組織委員会から公式表彰を受けるなど、民間親善大使とも言える破格の待遇を経験しています。