現場の配送力低下に追い打ちをかけたのが、小型荷物の配達を担っていた個人事業主(クロネコスタッフ等)約3万人を対象とした契約解除問題だ。コスト構造の最適化を目指した経営判断だったが、これが地域ごとの「ラストワンマイル配送」に致命的な人員不足をもたらした。
これまでパートナーに依存していた配送量を、急遽正社員のセールスドライバーだけでカバーするのは不可能に近かった。結果として、1人のドライバーが背負うエリアと荷量が急増。指定時間内に配りきれず、未配や翌日繰り越しが発生する悪循環に陥った営業所が各地で多発することになった。