ストレス性便秘の治し方において、即効性を求めるなら自律神経へダイレクトに働きかける物理的アプローチが有効です。腸の過緊張を和らげ、副交感神経を優位にする代表的な手法を紹介します。
まずは呼吸とツボの組み合わせです。大腸の働きを調整する万能のツボである手の甲の「合谷(ごうこく)」(親指と人差し指の骨が交わるくぼみ)や、おへその両脇指2本分外側にある「天枢(てんすう)」を、息を吐きながら心地よい強さで5秒間圧迫します。これを3〜5回繰り返すだけでも、腹腔内の血流が促進されます。
さらに効果的なのが、就寝前やデスクワークの合間に行う腹部温熱ストレッチです。仰向けになり、両膝を軽く立てて深呼吸を行います。「4秒かけて鼻から吸い、8秒かけて口から細く長く吐き出す」腹式呼吸を意識してください。吐く息を長くすることで副交感神経が一気に活性化し、硬直していた腸壁が緩んでガスや便の移動が促されます。お腹にホットパックや湯たんぽを当てて温めると、痙攣の緩和スピードは一段と上がります。