全国の頭のいい高校は何が違う?超進学校の生徒に見る生態と共通点

全国の頭のいい高校は何が違う?超進学校の生徒に見る生態と共通点

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華々しい合格実績の陰で、名門校が抱える構造的な影の部分にも目を向ける必要があります。教育現場で長年議論されているのが、いわゆる「深海魚現象」です。

小学校や中学校の段階で「神童」「天才」ともてはやされ、猛勉強の末に最難関校へ合格した生徒であっても、学内には必ず最下位の生徒が存在します。周囲全員が同じように飛び抜けた頭脳を持っているため、一度授業のスピードについていけなくなると、自己肯定感を急速に喪失し、学力の底から浮上できなくなる現象を指します。

さらに、ネット上で語られがちな「進学校の誤解」には、次のような現実との乖離が存在します。

  • 誤解1:指定校推薦をうまく使って名門私大に楽に進学している
    実態:早慶上理をはじめとする指定校推薦枠は豊富に存在するものの、生徒のプライドや学校の空気感から「一般選抜で国公立や医学部に挑むのが本流」とされ、枠の半数以上が利用されずに余る学校が珍しくありません。
  • 误解2:予備校や塾通いが必須である
    実態:難関大学受験のために鉄緑会などの専門塾に通う生徒は都市部を中心に多いものの、学校の授業と自主学習だけで東大に現役合格する層も確実に存在します。重要なのは塾の有無ではなく、自分に必要な教材を見極める選定眼です。

自由な環境は、自己管理ができる生徒にとっては最高の翼となりますが、指示待ちの姿勢が抜けない生徒にとっては進路を見失う底なし沼になり得るという二面性を忘れてはなりません。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。