レモンカードとは?ジャムとの違い・絶品レシピと保存法を徹底解説

レモンカードとは?ジャムとの違い・絶品レシピと保存法を徹底解説

レモンカードとは?ジャムとの違い・絶品レシピと保存法を徹底解説についての最新情報をお届けします。

レモンカード(Lemon curd)は、19世紀初頭のイギリスを発祥とする歴史あるイギリス伝統のフルーツスプレッドです。伝統的なイギリス菓子やティータイムのテーブルにおいて、スコーンやヴィクトリアサンドイッチケーキのフィリングとして愛され続けてきました。

その最大の魅力は、キリッと際立つレモン果汁の爽快な酸味と、バター・卵・砂糖が織りなすクリーミーで重厚なコクの絶妙なマリアージュにあります。口に含んだ瞬間は鮮烈なシトラスが走り、直後にカスタードクリームのような濃密な甘みとまろやかさが口いっぱいに広がります。

一般のフルーツジャムとの決定的な違いは、その「凝固のメカニズム」と「油脂・タンパク質の有無」に存在します。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価レモンカードレモン果汁・全卵/卵黄・無塩バター・砂糖(熱凝固・乳化)290〜330 kcal / 100g
糖質 約40〜48gバターと卵のコクが酸味を包み込み、洋菓子のクリームに近い極めてリッチな満足感。レモンジャム(マーマレード)レモン果皮・果汁・砂糖・ペクチン(糖と酸によるゲル化)180〜220 kcal / 100g
糖質 約50〜60g油分ゼロで透明感があり、ピールの苦味とダイレクトな甘酸っぱさが際立つ。カスタードクリーム牛乳・卵黄・砂糖・薄力粉/コーンスターチ(デンプン糊化)170〜210 kcal / 100g
糖質 約20〜25gミルキーで優しい甘さだが、酸味はなく日持ちは当日〜翌日と極めて短い。

果物と砂糖を煮詰めてペクチンで固めるジャムに対し、レモンカードは卵の熱凝固性とバターの乳化作用によって滑らかなペースト状にとろみをつけます。英語の「Curd(凝固物)」という語源の通り、レモンの酸によって卵液が優しく固まる性質を利用した、極めて精緻なパティスリー技術の産物です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。