時が経過するにつれ、当初の生々しさは薄れ、この騒動から生まれた数々のフレーズはインターネット・ミームとして定着していった。掲示板やSNSのコピペ文化の中で「おちんちんシール」は一種のネタとして消費され、文脈から切り離された独自の記号へと変化した。
激しい愛憎から生まれたはずの言葉が、デジタル空間でパロディ化され、時を超えて語り継がれていく現象はネット社会ならではの特異な生態系と言える。一過性のスキャンダルに終わらず、数年が経過してもネット文脈で引き合いに出されるのは、そのワードが持つ圧倒的なインパクトゆえだろう。