現在でもスナックやカラオケボックスにおいて、『わたし祈ってます』は定番の選曲リストから外れることがありません。第一興商(DAM)やJOYSOUNDなどのカラオケ配信データにおいても、昭和歌謡部門で常に安定した歌唱回数を記録しています。
また、アコースティックギターやピアノの弾き語り愛好者の間でも根強い支持を集めています。楽曲のコード進行は「Am - Dm - G - C - F - B7 - E7」という循環コードを主体としており、初心者でも押さえやすい基本コードで構成されているため、音楽理論の教本やコード配信サイトでも親しまれています。
さらに、本作は実力派アーティストによって数多くカバーされてきました。
- 松原のぶえ、八代亜紀ら演歌勢:女性演歌歌手によるカバーでは、原曲が持つ女性視点の生々しい情念が際立ち、より哀切な解釈が提示されました。
- 中森明菜:歌姫・中森明菜が歌謡曲カバー企画等で見せたアンニュイかつ退廃的なパフォーマンスは、若年層に楽曲のモダンな美しさを再認識させました。
- 德永英明、クレイジーケンバンド(横山剣):男性ボーカリストによるカバーでは、森本英世とはまた異なる色気やソウルフルなアレンジが施され、名曲の普遍的な強度が証明されています。