水曜どうでしょう安田顕伝説!Onちゃん怪演から国民的俳優への軌跡

水曜どうでしょう安田顕伝説!Onちゃん怪演から国民的俳優への軌跡

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『水曜どうでしょう』における水曜どうでしょう onちゃん 安田顕の歴史は、1997年、HTBのマスコットキャラクター「onちゃん」の着ぐるみに入るアルバイトから始まりました。当初は単なる局のPRキャラクターとして登場したものの、スーツアクターを務める安田顕の身体能力と独特の哀愁、そして大泉洋による容赦ないイジりによって、瞬く間に番組屈指の人気キャラクターへと変貌を遂げます。

着ぐるみの中は夏場には摂氏50度近くまで達する過酷な環境であり、視界も極めて狭い閉鎖空間です。しかし安田顕は、その極限状態の中でタバコを吸う仕草を見せたり、酒をあおったり、大泉洋に強烈なプロレス技を仕掛けたりと、着ぐるみのタブーを次々と打ち破りました。関係者の証言や当時のインタビューによると、安田顕は「顔が見えないからこそ、全身の動きと間(ま)だけで感情を伝えなければならなかった」と振り返っており、この着ぐるみ経験こそが後の卓越したパントマイム的身体表現の土台となったことは間違いありません。

「十勝二十番勝負」や「シェフ大泉 クリスマス・パーティー」など、安田顕扮するonちゃんが登場する企画は軒並み高視聴率とカルト的人気を記録し、彼は単なる裏方バイトから番組に不可欠な「マスコット兼キラーカード」としての地位を確立していきました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。