Q1:クラウンレングスニングとエクストルージョン(歯根挺出術)はどちらが優れていますか?
A1:優劣ではなく歯根の状態と部位に応じた使い分けになります。エクストルージョンは矯正力で歯根を引っ張り出すため骨を削らずに済みますが、数ヶ月の治療期間と装置が必要で費用も高めになります。前歯の審美領域や骨を減らしたくない場合はエクストルージョン、奥歯で短期間に確実にフェルールを獲得したい場合は歯冠長延長術が第一選択となるケースが多いです。
Q2:ガミースマイル治療で歯冠長延長術を受けた場合、後戻りすることはありますか?
A2:歯肉だけを切除した場合は高い確率で歯肉が再び増殖して後戻りします。しかし、歯槽骨の削除(骨整形)を適切に併用して生物学的幅径を確保した場合は、基本的に骨レベルに合わせて歯肉が治癒するため、長期的な後戻りのリスクは極めて低くなります。
Q3:術後の知覚過敏はずっと治らないのでしょうか?
A3:一時的なものであることがほとんどです。歯根の象牙質が露出するため、冷水痛や風がしみる症状が出ますが、象牙細管の封鎖や二次象牙質の形成、コーティング剤の塗布により、通常は1〜3ヶ月程度で自然に落ち着きます。
Q4:セカンドオピニオンで歯冠長延長術を相談する際の注意点は?
A4:必ず「歯科用CT(3次元画像)」と「歯周精密検査」を実施している歯周病専門医や補綴専門医のいるクリニックを受診してください。二次元のパノラマレントゲンだけでは、歯根の破折線の有無や骨の立体的厚みを正確に判断できず、不適切な適応となってしまう恐れがあります。