訪日客のみならず国内旅行者でも利用頻度が増えている90リットル以上の大型スーツケース預かり場所は、駅構内において最も激戦となるカテゴリーです。特大ロッカーの設置数は全体の1割未満にとどまる駅が多く、ロッカー難民の8割以上が大型荷物の持ち主という調査データも存在します。
ここで多くの人が抱く疑問が、「駅前のシティホテルやビジネスホテルで、宿泊者でなくても荷物を一時預かりしてもらえないか?」という点です。結論から言えば、宿泊者以外のホテル荷物預かり可否について、防犯および保管スペースの都合上、一般のホテルは宿泊予約のない部外者の一時預かりを原則として断っています。
ただし、例外が存在します。一部の大手ホテルチェーンやフロントカウンターが、荷物預かりプラットフォームの提携加盟店として登録しているケースです。この場合、ホテルの直接窓口ではなく、アプリ経由で予約決済を行うことで、宿泊客以外でもホテルのクローク機能やフロント一時預かりを正規に利用できます。セキュリティ面で極めて高い信頼性を持つホテル預かりを希望する場合は、アプリのマップ上で預かり拠点として開放されているホテルを検索するのが正攻法です。
また、荷物を預けて再び同じ駅に戻ってくる動線自体が無駄になる場合は、主要駅カウンターで荷物を預けて当日の夕方に宿泊先へ届けてもらう手荷物即日配送サービス(キャリーサービス)の利用が合理的です。京都・大阪・東京・福岡などの主要観光地では、駅構内カウンターから市内ホテルへの当日配送網が整備されており、1個あたり約1,500〜2,000円で手ぶら観光が実現します。