そもそも「コアラパンチ」という言葉自体は、野生のコアラや動物園の飼育環境下でオス同士が縄張りを争う際、立ち上がって前足を激しく振り回して殴り合う行動(いわゆるコアラファイト)を指す俗称として古くから知られていました。のんびりユーカリを食べて寝ているイメージを覆すその激闘ぶりは、海外のネイチャー番組などでも度々特集されてきた経緯があります。
ここに「マザコン」という属性が結びついた元ネタは、母親から独り立ちする直前の幼獣が、離乳を促す母親に対して抵抗し、駄々をこねるように前足でペシペシと叩く仕草や、母親の背中に乗ったまま周囲の飼育員や外敵に向かって威嚇パンチを放つエピソードがSNS上で紹介されたことです。「母親の威を借る姿」と「必死のパンチ」が合体し、マザコンコアラ パンチという独特のスラングへと昇華しました。