変化は気候対策だけにとどまらない。地方自治体が積極的に用地を提供する背景には、防災計画の抜本的見直しがある。南海トラフ地震や首都直下地震への備えが急ピッチで進む中、ペット同行避難の受け入れ先確保が長年の課題だった。
新設される大規模施設には、災害時に自家発電で稼働する井戸水ポンプや、ペット用非常食の備蓄倉庫、さらには仮設テントを即座に設営できるベースプレートが標準装備され始めている。平常時は市民の憩いの場でありながら、有事には愛犬と共に身を寄せられる避難拠点へと姿を変える。近隣住民からも「日常的に利用している場所だからこそ、いざという時の安心感が違う」と歓迎の声が上がる。