現在のヘアケア・美容業界において、カラーシャンプーの位置づけは単なる洗髪料から「髪色を育てるコスメ」へと進化を遂げた。従来のシャンプーが汚れを落とすことを主目的としていたのに対し、これらの製品は髪内部に極小の色素をチャージする「塩基性染料」や「HC染料」を配合した染毛料としての機能を併せ持つ。
特に、ハイトーンのブリーチヘアはキューティクルが開きやすく、せっかくサロンで染めた美しく繊細なピンクニュアンスも、わずか数回の洗髪で黄ばんだ金髪へと退色してしまうリスクを抱えている。都内の人気サロンに所属するカラーリストは、「ピンク系は最も落ちやすい色味の一つ。退色プロセスを補正し、染めたての艶やかな発色を保てるかどうかは、日々のホームケアで色素を適切にチャージできるかにかかっている」と指摘する。