現在の一輪ギフトブームを牽引しているのは、間違いなくビジュアルプラットフォームの存在だ。InstagramやPinterestを検索すれば、世界中のフローリストによる独創的なラッピングのアイデアが日々何万件も共有されている。
タイムラインで視線を集めるのは、韓国スタイルに代表される「ボリュームのある非対称ラップ」や、欧州で見られる「タイポグラフィを効かせたニュースペーパー風ラップ」だ。写真に収めたときの陰影の美しさ、手元に持ったときの絶妙なサイズ感など、視覚的なシェアを前提としたデザインが次々と生み出されている。一本の花を贈るという行為は、今や写真と言葉を添えて瞬間を記録する、現代的なコミュニケーションツールへと進化した。