フロア内でひときわ活気を放っているのが、「スターバックス コーヒー 銀座 蔦屋書店」です。ここでは通常店舗の定番ビバレッジに加え、窒素ガスを注入してまろやかな口当たりを実現した「ナイトロ コールドブリュー コーヒー」など、限定性の高い特別なドリンク体験が用意されています。購入前の書籍を持ち込んで吟味できる「ブック&カフェ」スタイルは多くのファンを獲得しています。
しかし、ネット上の評判やSNSの反応を精査すると、光の裏にある現実的な課題も浮かび上がってきます。
「休日はいつ行ってもスタバの席が空いておらず、フロアを何周も歩き回ることになる」
「電源のあるカウンター席は常にPC作業者で埋まっていて確保が難しい」
こうした声が後を絶ちません。購入前の本を持ち込める冊数は基本的に1回あたり数冊(店舗の案内ルールに従う形)となっており、読書マナーの徹底が呼びかけられているものの、休日のカフェ回転率は決して高くありません。席取り合戦によるストレスを避けたい人にとって、フリーのカフェ席だけに頼るのは得策とは言えないのが実態です。
そこで活用したいのが、静寂と快適性を約束する「有料ラウンジスペース」です。電源、高速Wi-Fi、フリードリンク、厳選されたアート関連誌を揃えたラウンジは、事前にWEBや公式アプリを通じて座席予約が可能な枠も設けられています。1時間あたりの利用料は発生するものの、席探しの無駄な時間を削減し、落ち着いた空間で読書やクリエイティブな作業に没頭したい層にとっては、費用対効果の極めて高い選択肢として定着しています。