ネット検索で見られる「来園者が車から降りて襲われた」「ライオンが脱走した」といった噂を検証すると、事実とは異なる情報や他施設での事例が混同されているケースが目立ちます。
代表的な誤解が、1997年に群馬サファリパークで起きた来園者死亡事故との混同です。群馬サファリパークでは、祖父母と孫が乗ったマイカー見学中に乳児をあやす目的で車外へ出てしまい、ベンガルトラに襲われて祖父母2名が死亡するという極めて凄惨な事故が起きました。この衝撃的なニュースの記憶が、「サファリパーク=客が襲われた」というイメージとして定着し、富士サファリパークの出来事として誤認される原因となっています。
また、「猛獣が一般道へ脱走した」という噂についても、富士サファリパークにおいて外柵を越えて園外へ脱走した事例は記録されていません。園内は高さ約4〜5メートルの高圧電流付き二重フェンスで完全に囲まれており、各エリアの境界には電動式の二重ゲートが設置されています。ゲートは「一方が完全に閉まらなければもう一方は開かない」インターロック制御が徹底されており、物理的に外へ出られない構造が確立されています。