SNSや動画サイトで紹介されている「映える保育製作」をそのまま現場へ持ち込むことには、いくつかの見落としがちなリスクが存在します。
第一の落とし穴は、「大人の手助けが前提となった難易度設定」です。型紙通りの綺麗な形を作るために保育士が手取り足取り援助してしまうと、子どもの自己効力感や表現の主体性を奪う結果になります。多少歪んでいても、子ども本人が「自分でできた」と実感できる余白を残すことが重要です。
第二の盲点は、「アレルギー対策と衛生リスクの軽視」です。木の実工作で使用されるどんぐりや松ぼっくりには微細なカビやダニが付着している場合があり、アトピー素因や呼吸器系の敏感な幼児には注意を要します。また、小麦粉粘土や卵パックなどの廃材を用いる際も、食物アレルギーの既往歴を事前に把握しておく必要があります。