受診先を探す過程で、多くの市民が陥りがちな2つの「落とし穴」が存在します。それは「日曜診療への過度な期待」と「星評価の数値への盲信」です。
まず、現実問題として鈴鹿市皮膚科日曜診療を常態として行っている一般保険診療の皮膚科クリニックは、市内にほぼ存在しません。日曜や祝日に皮膚の激痛や広範囲の蕁麻疹、重度のアレルギー反応が生じた場合、現実的な受け皿となるのは鈴鹿市応急診療所(小児科・内科主体)か、近隣の救急当番医となります。自由診療をメインとする美容クリニックが日曜日を開けているケースはありますが、一般的な保険適用の急性皮膚疾患には対応していない場合が多いため、事前の確認を怠ると無駄足になります。
次に、口コミサイトにおける情報の偏りです。人間には「強い不満を感じた時ほど文章にして発散したい」という心理的バイアス(ネガティブ・バイアス)が働きます。待ち時間が長かったことに対する苛立ちや、受付スタッフの淡々とした口調に対する不快感が低評価として投稿されやすく、肝心の「診断が的確であったか」「処方された薬で病状が改善したか」という医療の本質が埋もれてしまう現象が頻発しています。レビューの平均点数だけを見てクリニックを除外するのは、優秀な診断機会を自ら放棄することになりかねません。