心理学における「ピーク・エンドの法則」が示す通り、人間は一連の体験の「最高潮(ピーク)」と「去り際(エンド)」の印象を強く記憶に留めます。面接終了の合図が出た瞬間に緊張を解いてしまうと、それまでの好印象が一瞬で瓦解します。
面接終了から立ち上がるまでの流れ
面接官から「本日の面接は以上となります」と告げられたら、まずは座った状態で背筋を伸ばし、「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」とハッキリと感謝を述べ、座ったまま深く一礼(約30度)します。
その後、静かに立ち上がり、椅子の横(または後ろ)に立ちます。改めて面接官に向き直り、「失礼いたします」と述べて最敬礼(約45度)を行います。荷物を両手で持ち、姿勢を崩さずにドアへと向かいましょう。
ドアの前での「向き直り」と最後の一礼
ドアの前に到着したら、そのまま外に出てはいけません。必ず面接官の方へ身体を180度向き直ります。面接官としっかりとアイコンタクトを取り、「失礼いたします」と告げてから丁寧にお辞儀(約30〜45度)をします。
顔を上げた瞬間に軽く微笑みや引き締まった表情を見せてからドアを開け、外に出ます。閉める際も面接官がいる室内側を向き、静かにドアを閉め切るまで気を抜かないことがプロフェッショナルとしての振る舞いです。
エレベーターや建物を出るまでが「面接」
ドアを閉めた直後にスマートフォンを取り出したり、大きなため息をついたり、ネクタイを緩めたりする行為は厳禁です。オフィスの廊下、エレベーター内、そして企業の敷地を出て駅の改札を通るまでは、社員や関係者の視線が存在することを常に意識してください。