浴場へ足を踏み入れると、柔らかな湯気とともにほのかな鉱物香が鼻腔をくすぐります。置戸勝山温泉が誇る源泉かけ流しの湯は、pH9.5という強いアルカリ性を示す無色透明の単純温泉です。湯船に体を沈めた瞬間、肌の表面がまるで美容液に包まれたかのような滑らかな感触に驚かされます。
泉質分類上は単純温泉ですが、その実力は紛れもない「美肌の湯」です。角質軟化作用に優れ、皮膚の余分な脂分や老廃物を穏やかに洗い流してくれます。入浴後の肌は突っ張ることなく、さらりとしたシルクのような手触りに仕上がるのが特徴です。加水・加温・循環ろ過を一切行わない純度100%のかけ流し浴槽は、湯口から絶え間なく新鮮な源泉が注がれており、オーバーフローする贅沢な湯量が鮮度の証となっています。
そして、全国のサウナ愛好家から熱烈な視線を集めているのが、ゆぅゆの本格サウナと水風呂のセッティングです。サウナ室は室温約90℃前後に保たれた対流式ストーブで、木の芳香が漂う落ち着いた造り。湿度のコントロールが絶妙で、息苦しさを感じることなく効率的な発汗を促します。
特筆すべきはサウナのすぐ隣に配置された水風呂です。置戸の大自然が育んだ地下水を惜しみなく掛け流しており、水温は季節によって約13℃〜15℃とサウナー垂涎の引き締まった温度帯。カルキ臭とは無縁のまろやかな肌当たりで、体の芯まで急冷してくれます。露天風呂スペースに設置されたととのい椅子に腰掛け、置戸の澄んだ空気と木々のざわめきに身を委ねれば、都市部のサウナでは味わえない深いリラクゼーション(ととのい)が訪れます。