なぜ、これほどまでに結びつきを断ち切れないのか。その理由は、選挙戦における「集票力」と「無償のマンパワー」にある。表立ってポスター貼りや電話かけを依頼できなくなった議員たちは、関連団体を迂回した巧妙なスキームを構築していたとされる。ボランティアを装った信者の派遣や、個人献金を装った資金提供など、手口はより地下に潜っている。
「彼らなしでは選挙を戦えない議員がまだ大勢いる」と、自民党のベテラン秘書は匿名を条件に明かす。特に地方選挙区において、数千票の差で当落が分かれる緊密な戦いでは、組織票の魅力は抗いがたい毒薬なのだ。