坂道シリーズにおいて、ソロ写真集はタレントとしての人気を可視化する最大の試金石でした。白石麻衣の『パスポート』が累計50万部を突破し社会現象となったのを皮切りに、長濱ねる、渡邉理佐、菅井友香といった人気メンバーが続々と写真集をリリース。その多くは海外ロケや沖縄など開放的なリゾート地で撮影され、水着やランジェリーカットが主要なプロモーション要素として組み込まれていました。
以下の比較表は、当時の主要メンバーの写真集展開と、平手友梨奈のアプローチの違いを客観的に整理したデータです。
当時の運営サイドおよび総合プロデューサーである秋元康氏の方針としても、平手友梨奈を単なる「男性向けグラビアアイドル」として売り出す意図は皆無でした。デビュー曲『サイレントマジョリティー』以降、彼女に求められたのは社会への反逆や孤独、葛藤を体現するパフォーマーとしての役割であり、典型的な水着グラビアを解禁することはその世界観を損なうリスクがあったためです。