テレビ番組で見かける機会が減ったことから「引退したのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、桂三枝(六代目 桂文枝)の現在は、落語家として極めて充実した創作・公演活動を続けています。
ホームグラウンドである大阪の定席「天満天神繁昌亭」や吉本興業の常設劇場「なんばグランド花月」に定期出演しているほか、全国各地での独演会ツアーも精力的に開催中です。また、公式YouTubeチャンネルやSNSを通じた発信にも意欲的で、往年の名作落語のアーカイブ配信や若手噺家との対談など、デジタル世代に向けたアプローチも欠かしません。
80歳を超えてなお、淀みのない語り口とキレのある動きを維持できている背景には、日々の徹底した健康管理があります。ウォーキングや軽度な筋力トレーニングを日課とし、声帯のケアや食生活への配慮を怠らないプロ意識こそが、現役最高峰のパフォーマンスを支えています。