上履きにワッペンを貼り付ける際は、通常のアイロンがけとは異なる特別なアプローチが必要です。まずは以下の手順で確実な圧着を行いましょう。
① 下地処理(水拭きまたは予備洗い):
新品の上履きを貼る前に、接着面を濡れタオルで強めに拭くか、一度ぬるま湯で洗って表面のコーティングを落とし、完全に乾かします。この一手間で糊の食いつきが劇的に変わります。
② 靴の中に固い詰め物をする:
靴の中に丸めたハンドタオルを限界まで固く詰め込むか、靴のサイズに合わせてカットした「メラミンスポンジ」や木片を差し込みます。上からアイロンを強く押し当ててもビクともしない平らな土台を作ることが最重要ポイントです。
③ 温度設定と当て布:
アイロンの温度は中温(140〜160度・ドライ)に設定します。スチーム機能は湿気で接着力を下げるため厳禁です。ワッペンの上には必ず綿100%の薄いハンカチなどの当て布を配置します。
④ 体重をかけて20〜30秒間プレス:
アイロンを前後に滑らせず、上から垂直に体重を乗せて20〜30秒間しっかりと静止プレスします。先端の尖った部分や角があるデザインの場合、アイロンの先端を使って角を集中的に押さえます。
⑤ 完全に冷めるまで絶対に触らない:
熱せられた糊は、冷えて固まる過程で繊維を掴み固定されます。熱いうちに触ったり試しに端をめくったりすると接着強度が半減するため、最低でも15分以上は放置して自然冷却させてください。