園内の中央にそびえ立つ鉄骨タワー。地上20メートル、ビルおよそ7階分に相当する高さに設置されたデッキは、日本有数の歴史を持つバンジージャンプ台だ。階段を一段ずつ上がるごとに足元の景色が遠のき、頂上に達する頃には三河湾から伊勢湾へと広がる雄大なパノラマと、足元の吸い込まれるような落差が同時に視界を襲う。
カウントダウンが響く。「5、4、3、2、1、バンジー!」。ジャンプ台の先端から身を投げ出す瞬間、重力から完全に解放される無重力状態が訪れ、直後にコードの弾力によって体が跳ね上がる。現代のアウトドア・アクティビティにおいて、これほど短時間でアドレナリンを沸騰させる仕掛けは他にない。跳び終えた挑戦者たちの顔には、一様に恐怖を克服した者特有の高揚感が浮かんでいる。