事件後、豊田真由子氏は政界を事実上引退した。表舞台から消え去るかと思われたが、彼女のキャリアはそこで終わらなかった。元厚生労働省のキャリア官僚としての高い知見を活かし、感染症対策や社会保障制度のコメンテーターとしてメディアに復帰したのだ。
その冷静沈着で論理的な解説ぶりは、かつての絶叫イメージとの凄まじいギャップを生み出し、視聴者を驚かせた。「あの事件がなければ、もっと国政で活躍できたはずだ」という声すら一部から上がるほど、彼女の分析力は高く評価されている。炎上によってすべてを失った人間が、実力で専門家としての信頼を取り戻しつつあるプロセスは、現代のキャンセルカルチャーに対する一つのアンサーとも言えるだろう。