求人選びやキャリア構築の場面でも、従来のステレオタイプな視点を捨てる必要がある。退職金の有無だけで判断するのではなく、基本給、インセンティブ、各種手当を合わせた「総報酬(トータルコンペンセーション)」の観点から生涯年収を比較することが不可欠だ。
「退職金制度はあるが基本給が低めに設定されている会社」よりも、「退職金制度はないが毎月の手取り給与が高く設定されている会社」を選び、増えた手取りから毎月早期に投資へ回す方が、資産形成のスピードは圧倒的に早くなる。最新の人材・HRサービス業界の動向でも、自立したマネーリテラシーを持つ優秀層ほど、高提示給与の会社を選び、浮いた資金を自ら運用へ回すスタイルを好む傾向が顕著になっている。